ホセア12章ヤコブの行ない

ホセ12:2「主は、ヤコブを罰するためにユダと言い争う。ヤコブの行ないと、そのなすことに応じて、主は彼に報いる」
イスラエルヤコブが神からつけられた名前です(創32:28)。主はイスラエルの最初の名前のヤコブを思い返しています(2-5)。ヤコブは兄のかかとをつかんで生まれてくるほど強い性格でした(創25:26)。しかし、彼が成長した時に穏やかな人となり天幕に住んでいたとあります(創25:27)。やがてヤコブは泣いて祝福を願い(4)、神の使いと戦い勝利しましたが、彼は自分の力で歩くことができなくなりました(創32:24-32)。神はベテルでイスラエル(ヤコブ)と出会い、感激したヤコブはベテルに祭壇を築いたのです(創35:7)。今ではベテルは偶像崇拝の拠点になっていますが、ホセアはそのような時代もイスラエルにはあったのだと伝えています。確かに主はイスラエル(ヤコブ)に「わたしはアブラハムとイサクに与えた地を、あなたに与え、あなたの後の子孫にもその地を与えよう(創35:12)」と約束されました。主の怒りの中にも大切な約束は覚えていてくださっているのです。