アモス9章 そのぶどう酒を飲み

アモス9:14「わたしは、わたしの民イスラエルの繁栄を元どおりにする。彼らは荒れた町々を建て直して住み、ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる」
「繁栄を元どおりにする」と預言したのはアモスだけではありません。エレミヤをはじめ多くの預言者が同じ預言をしています(エレ30:3、エゼ16:53、ホセ6:11、ヨエル3:1、ゼパ3:20)。多くの人はこの預言の成就を1948年のイスラエル建国を指していると考えています。イスラエルの建国は簡単なものではなく、多くの困難が立ちはだかっていました。果たしてアモスが預言したようになったのでしょうか?近代のワイン造りは、1982年、エドモンド・ロスチャイルドによる大規模な投資によって始まり ました。特にゴラン高原がブドウ造りに最適な土地と気候を持つとされヤルデン・カベルネソーヴィニヨンという銘柄のワインはコンクールで金賞を取るほどで、一躍イスラエルワインは世界のトップに立ちました。こうして建国から半世紀を待たずして、21世紀に入る前までにイスラエルワインは有名になったのです。まさしく預言にある「ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる」とおりになりました。主のことばは決して地に落ちないのです(2王10:10)。