ヨナ4章 惜しまないでいられようか

ヨナ4:11「まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか 」
滅びを免れたニネベの人はその後どうなったのでしょうか?歴史ではアッシリアはBC612 年に新バビロニアとメディアの連合軍に滅ぼされています。悔い改めた12万人のうち最後までイスラエルの神を信じた人たちはどのぐらいいたのでしょう。イエス様も多くの癒しを行い人を救っておられます。最も短い書簡のマルコでさえ、ペテロの姑の癒し(マコ1:31)、会堂管理ヤイロの娘(マコ5:41)、長血の娘(マコ5:34)など15件の癒しの記事が書かれています。それらすべての人は癒されましたが、寿命が来れば死にました。またアブラハムの時代にソドムとゴモラに10人の正しい者がいればソドムは助かったかも知れません(創18:32)。ニネベの人たちには滅びるまでに40日の時間がありました(3:4)。主はたとえ40日であろうと悔い改める人をお見捨てになりません(3:10)。やがては死ぬ命ですが、世の終わり(マタ13:49)があ と4日であろうと、4時間であろうと、40分であろうと主は悔い改める人を「惜しい」と思っておられるのです(11)。癒しや滅びを思いとどまることは一時的なことですが、神はすべてをご存知です。天地が滅びる時は(マタ24:35)いつかはわかりませんが、主がぎりぎりまで救われる人を「惜しい」と思い、待っておられるのです。