ゼカリヤ8章 あなたがたといっしょに行きたい

ゼカ8:23「万軍の主はこう仰せられる。「その日には、外国語を話すあらゆる民のうちの十人が、ひとりのユダヤ人のすそを堅くつかみ、『私たちもあなたがたといっしょに行きたい。神があなたがたとともにおられる、と聞いたからだ』と言う 」
イスラエルには「帰還法」というほかの国には見られない特別な法律があり、何度か改正されて現在では「ユダヤ人の母から産まれた」と「ユダヤ教だけを信じる者」というどちらかの条件を満たせばイスラエル国民として認められます。この法律によってアジアなどからイスラエルに移住してきた人口は280万人だと言われ、現在の人口820万人の3分の1が帰還法で帰ったことになります。また一方ではアフリカの内政不安のために、難民がアフリカから流れ込んでおり1年で約6万人にも及んでいます(2012年度統計)。アフリカの多くはイスラム国で、難民のほとんどがイスラム教徒のため、かつてホロコーストを体験しているイスラエルとしては人道的に難しい立場にあります。まだゼカリヤの預言のように、すべての異邦人が「神があなたがたとともにおられる」といってイスラエルに帰還してはいませんが、やがてどの神が本物かを知らせるときが来るのだと思います。イスラエルの広場には年寄りも(4)、子どもたちも(5)、ともに集うようになります。人の目には不思議に見えても、神にはそうではありません(6)。世界中から「わたしの民(7)」は集められ、連れ帰るのが主の御心なのです(8)。