ゼカリヤ13章 金をためすように彼らをためす

ゼカ13:9「わたしは、その三分の一を火の中に入れ、銀を練るように彼らを練り、金をためすように彼らをためす。彼らはわたしの名を呼び、わたしは彼らに答える。わたしは「これはわたしの民」と言い、彼らは「主は私の神」と言う 」
ついに神は偶像排除に動き出します(1)。もはや律法の戒めを人が守り、主に栄光を帰する時代は終わりました。それは現在のイスラエルに起こり始めています。イスラエルの宗教分布は4分の3がユダヤ教徒で、残りがイスラムキリスト教、その他になっています(外務省データ)。またユダヤ教徒のなかでも、トーラー(モーセ5書)に書かれている律法に従って、出エジプト以来の生活をしている、いわゆる超正統派と呼ばれる人たちは1割もいません。残念ながら、苦労してイスラエルを再建国したのに、半数は「世俗派」と呼ばれる人たちです。彼らは、聖書の神を神だとし、食べ物の既定(コーシェル)には従いますが、それ以外は自由です。イスラエルは同性愛にも寛容で、テルアビブでのゲイ パレードには20万人が参加したそうです(産経2017.6月)。1978年のキャンプデービッド以降、目立った大きな戦闘もなく、イスラエルは40年近くの間に経済的にも安定した国になっています。アメリカにユダヤ人口の半分を抱えるイスラエルは、アメリカとの行き来も頻繁でその文化の影響をもろに受けています。イスラエルの国民だから神に贖われるのではなく、神はもう一度彼らを精錬し、鍛え直し本物の金を見つけ出すのです。