マラキ2章 わたしの彼との契約

マラキ2:5「わたしの彼との契約は、いのちと平和であって、わたしは、それらを彼に与えた。それは恐れであったので、彼は、わたしを恐れ、わたしの名の前におののいた 」
レビ人を召しだしたのは他でもない主ご自身です(民3:15)。しかも、レビ人は「初子」として扱われたのです(民3:13)。ヤコブの3男であるレビがなぜ「初子」となったのでしょうか。長男ルベンはヤコブのそばめビルハと寝たために長子の権利を失っています(創35:22)。2男シメオンとレビは妹ディナの一件でヒビ人を殺して復讐し、彼らも長子を継ぐ資格を失います(創34:1-24)。しかし、レビの子孫にモーセとアロンが登場し、イスラエルを約束の地に導きました(出4章)。出エジプト後、荒野でイスラエルの民が金の子牛を喜んでいるときに「だれでも、主につく者は、私のところに (出32:26)」というモーセの問いかけに集まったのがレビ族でした。それ以降、レビ人は祭司として召され、主からは初子と呼ばれ大切な役割を担ってきたのです。マラキの預言は、初子として召されたはずのレビ人がまるで若い妻を裏切っているようだと書かれています(14)。また、人には「霊の残り」があるとも書かれ(15)、霊がある以上神を裏切るようなことをしてはならないと警告しています。それでも人は「どのようにして、私たちは煩わしたのか (17)」とうそぶいてしまうのです。いつの時代でも自分の非を認めないことはよくあることです。ただ、それが神に対してだと問題があります。