舌と悪者

詩12:8「人の子の間で、卑しいことがあがめられているときには、悪者が、至る所で横行します」
舌とかくちびるを支配できるなら、勝利を得ることができると書かれています(4)。ヤコブも新約の手紙の中で舌を制御できるなら体も制御できると語っています(ヤコブ3:2)。主は憐れみの神ですから、不自由のない者には憐れみをかけません。金持ちがどんなに食べ物をねだったとしても、与える気にはなれないでしょう。「あなたは充分に満たされている」という状態なら、その満たされているものの中から使えばいいはずです。「悩む人が踏みにじられ、貧しい人が嘆くから(5)」主は立ち上がってくださるのです。そして人の子が、悪者の中で苦しみあがいているとき、主は憐れみをもって私たちを助けてくださるでしょう。ダビデは言葉の重みと、自分の周りで悪者が横行していることを知っていました。言葉巧みに人を支配するものたちが横行するなら、この世は悪で支配されてしまいます。まず自らが言葉を制御し、罪を犯さないように人を励まし、祝福を与えることを伝えられるように訓練しましょう。