ヨブ記41章 その口から炎が出る

ヨブ41:21「その息は炭火をおこし、その口から炎が出る 」
レビヤタンには剣や槍でも突き刺せない堅い皮膚を持っています。レビヤタンを「わに」とする意見もあるようで、実際に、新改訳では欄外の注釈でわにと表記され、口語訳ではストレートに「わに」と訳されています。誰にも捕まらず(1-2)、誰の言うことも聞かない(3-5)だとするなら、現在でも地上にいる大型動物のライオン、クマ、わになどはまさしくヨブ記の記述に当てはまります。しかし、口から炎を吐くとなるともはや想像外の生物になります。何でもいいからレビヤタンのようなものを挙げろ、と言われたならばゴジラを挙げるでしょう。ちなみにゴジラの生みの親故・円谷英二氏はカトリックのクリスチャンで彼のお墓は十字架が彫り込まれたものです。彼が聖書からインスピレーションを得 てゴジラを作ったかはわかりませんが、人の都合に左右されない暴れる姿はヨブ記レビヤタンとイメージが重なります。しかし、聖書には「地の上には、これと似たものはなく、恐れを知らないものとして造られた (33)」とあり、「恐れを知らない」とはサタンの性質を表すものです。黙示録ではサタンは竜の姿で登場します(黙12:9)。多くの人はレビヤタンは竜のことではないかと考えていますが、その根拠がこの黙示録の言葉です。レビヤタンが竜ならば終わりの時代に必ず現われ、神からの罰を受けることになります(イザ27:1)。