民数記3章 彼らの任務は、契約の箱

民3:31「彼らの任務は、契約の箱、机、燭台、祭壇、およびこれらに用いる聖なる用具と垂れ幕と、それに関するすべての奉仕である」
任務の最初の項目に「契約の箱」があり、ケハテ族はレビ族の中でも最も重要な役割を担っていたことがわかります。幕屋の運搬係はゲルション族でしたが(4:26)、「聖なるものと聖所のすべての器具(4:15)」に関してはケハテ族がになうものだと書かれています。それは他の者が聖なるものに触れて死ぬことがないためだともあります(4:15)。本来なら聖所の器具には環がつけられており、その環に棒を通して運ぶことになっていました。契約の箱(出25:12)、パンの机(出25:26)には金の環が、また祭壇には青銅の環が(出27:4)つけられていました。ダビデの時代にこのルールにそむき、ダビデは家来のウザとアフヨが契約の箱を牛の車に乗せて運びました(2サム6:3)。棒を通して担いでいないために、道がデコボコだと台に乗せている契約の箱は不安定になります。ウザは倒れそうになった契約の箱に手を触れ死んでしまいます(2サム6:7)。ケハテ族でない者が聖なるものを運んだり、触れたりすることは聖なるものを汚すことになります。ここでは、その最初の任務と各氏族の任命が書かれています。