民数記2章 宿営の中央にあって

民2:17「次に会見の天幕、すなわちレビ人の宿営は、これらの宿営の中央にあって進まなければならない。彼らが宿営する場合と同じように、おのおの自分の場所について彼らの旗に従って進まなければならない」
レビ人は12部族とは別の扱いを受け、イスラエル人としての登録もされませんでした(33)。イスラエルが行進するには主の定められた通りに進まなければなりませんでした。各部族ごとに、しかも行進の順番はそのまま宿営の個所を示していました。先頭はユダ、イッサカル、ゼブルンの3部族です(3-9)。次がルベン、シメオン、ガドです(10-16)。3番目がレビ族ですが、カウントされていません。「3番目」だと示されたのはダン、ナフタリ、アシェルの3部族です(24)。あくまでもイスラ エル部族は12部族で、3部族ずつ4団体という主の考え方のようです。その中に主の会見の天幕を解体したものを運ぶ、ケハテ、メラリ、ゲルションのレビの3氏族が行進する形です。レビ族はシナイ山モーセの「だれでも、主につく者は、私のところに」という呼びかけに集まったことで主に使えるようになりました(出32:26)。主はその理由を「イスラエル人のうちで最初に生まれたすべての初子の代わりに、今これからイスラエル人の中からレビ人を取ることにした(3;12)」と述べています。本来ルベンが初子ですが、主は特別にレビ族を主に使える者として召されたのです。