民数記4章 庭の回りの柱と、その台座

民4:32「庭の回りの柱と、その台座、釘、ひも、これらの用具と、その奉仕に使うすべての物である。あなたがたは彼らがになう任務のある用具を名ざして割り当てなければならない」
メラリ族は主に天幕の外回りと、幕にかかわる板、台座、釘やひもなどを任務としていました。ところが時代が進み、12部族にそれぞれ割り当て地が定まると(ヨシュ15-19章)、ヨルダン川を境にマナセの半部族とガド、ルベンは契約の箱のある天幕から離れた生活を余儀なくされました(32:33)。また、ダビデは自分の考案した天幕の中心に契約の箱を置き(2サム6:17)、天幕を張る仕事のメラリ族にとっては大問題だったはずです。ダビデは死ぬ前にレビ族を集め、各氏族に新しい職をあたえています。それは、「主の宮の仕事を指揮する者は二万四千、つかさとさばきつかさは六千、そして、四千人は門衛となり、四千人は私が賛美するために作った楽器を手にして、主を賛美する者となりなさい(1歴23:4-5)」というものでした。モーセ時代の天幕はダビデの時代になって新しい型となり、メラリ族もその中心にいたのです。