民数記9章 自分の罪を負わなければならない

民9:13「身がきよく、また旅にも出ていない者が、過越のいけにえをささげることをやめたなら、その者はその民から断ち切られなければならない。その者は定められた時に、主へのささげ物をささげなかったのであるから、自分の罪を負わなければならない」
何の理由もなく過越しのいけにえを捧げないことは、民から断ち切られることを意味します。ささげ物を捧げないことは罪を贖わなかったために、罪がその人に残ることになります。聖書には「自分の罪を負わなければならない(13)」と書かれています。誰が自分の罪を負って、そのままでいることができるでしょうか?罪から来る報酬は死、だとあります(ロマ6:23)。贖わければ死ぬだけです。また、正当な理由があるにも 関わらず、ささげ者を捧げることができないこともあります。ここでは死体に触れた者と、遠方に旅に出ている2パターンが書かれています(10)。人が死ぬのは避けられません。特に出エジプトをしたイスラエル人は200万とも300万とも言われる人数ですから、日々だれかが死んでもおかしくありません。当然、遺体を運んだり葬ったりして、死体に触れることは必然です。その理由が罪を贖うことができない理由とは考えられませんでした。主の出した結論は1か月遅れの2月14日に過越しのささげ物をせよ、というものでした(11)。