民数記29章 第七月の十五日

民29:12「第七月の十五日には、あなたがたは聖なる会合を開かなければならない。どんな労役の仕事もしてはならない。あなたがたは七日間、主の祭りを祝いなさい」
第七月は現在の10月ごろ、すなわち秋に相当します。エルサレムの緯度は北緯31度で、鹿児島県、九州最南端の佐多岬と同じ緯度になります。10月ごろはまだ温暖な気候な場所です。7月に入ると秋の祭りが始まり1日「ラッパの祭り(レビ23:24)」10日「贖罪の日(レビ23:27)」、15日から1週間「仮庵の祭り(レビ23:34)」と続きます。まだ荒野にいるときから、約束の地に入ったら、荒野で天幕に住んでいたことを忘れずにこの祭りを後世に伝えるように命じられています(レビ23:43)。ここでちょっと変わっているのは 初日から雄牛13頭(14)、から2日目12頭(17)、3日目11頭(20)、と1日ごとに1頭ずつ減っていき7日目には7頭(32)となっていることです。イスラエルでは現在でも小屋を作りそこに移り、1週間を過ごす人が多くいます。また市街地ではパレードが行われたりしています。各家では聖書の記述に基づき、木の枝やナツメヤシの葉を編み込んだ飾りを作ります(レビ23:40)。彼らは仕事を休み、聖書に書かれているように仮庵の祭りを祝うのです。