詩篇4篇 すぐ、眠りにつきます

詞4;8「平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます」
詩篇3篇から表題が付くようになり、ダビデによる「賛歌」が多く登場します。「賛歌」のヘブル語「mizmowr(ミズモール)」は文字通り「讃える歌」で、英語では「psalm」となります。この「psalm」がこの書簡のタイトルとなっています。3篇でも「私は身を横たえて、眠る(3:5)」ということが書かれ、眠れることはダビデにとっては大きな関心事だったようです。もし、平安のうちに眠ることができれば安眠することができます。しかし、心が静まらず、不安が襲ってくるなら眠ることもできません。パウロは「日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません(エペ4:26)」と 語り、心が騒ぐ状態を寝る時までに静めるように勧めています。ダビデもさばくのは主であることを知っており、さばきをゆだねることが書かれています(3:7)。もし、本当に神に自分の悩みや苦しみをゆだねることができれば、その人は本当に信仰のある人だと思います。