詩篇8篇 人とは、何者なのでしょう

詩8:4「人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは」
「顧みられる」のヘブル語「paqad(パケード)」には「数えられる」という意味が含まれています。神を信じる者ならば、一度はこのダビデ詩篇に目を留め、同じ思いを持ったことがあると思います。世界中でこの詩篇は愛され、多くの牧師はこれをテーマに説教をします。それほど、神が人とかかわりを持つことは不思議なことなのです。神の愛の広さ、長さ、高さ、深さを知れば知るほど(エペ3:18)、なぜ人を顧みられるのだろう、と考えてしまいます。どんなに説明されても、神の愛の本当の深さは人には想像にも及ばないものです。神がそのひと り子を人のために捧げたとなると(ヨハ3:16)、もう理解という範囲を超えます。イエス様は幼子を自分に呼び寄せ「神の国はこのような者たちのものです(ルカ18:16)」と言われ、知恵で理解して神の国を相続するものではないと諭されました。指で天を作られた偉大な神が(3)、ほこりほどの小さな人に目を留められるは、不思議なことではありますが、現実であり、事実なのです。