詩篇12篇 人は互いにうそを話し

詩12:2「人は互いにうそを話し、へつらいのくちびると、二心で話します」
英語NIVでは「Everyone lies to their neighbor; they flatter with their lips but harbor deception in their hearts」と訳され、直訳すると「誰もが隣人に嘘を言い、口ではお世辞を言うが、彼らの心の中の欺きは隠されている」というものになります。この地上で他のどんな生物にも与えられなかったものは「ことば」です。人間だけに与えられた特権でもあります。それゆえ、へびはエデンの園エバを「ことば」で誘惑しました(創3:1)。イエス様が断食が終わったときに、サタンは聖書のことばを使って誘惑しました(マタ4:2-11)。この詩の中にも「われらのくちびるはわれらのものだ(4)」という者が現れ、「だれが、われらの支配者なのか(4)」とうそぶくのです。神に逆らうものは、神のことばを信じません。ヤコブは「舌を制御することは、だれにもできません(ヤコ3:8)」と言い、舌をコントロールすることはある意味人 に与えられた最重要課題でもあります。神のことばは純粋で混じりけのないものです(6)。人が寄り頼むべきはどのことばかわかるはずです。