詩篇19篇 御手のわざを告げ知らせる

詩19:1「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる」
抽象的な表現で、意味は何となくわかりますが、ピンときません。しかも「話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない(3)」とあり、どうやって神のことばを広めたのか不思議です。次に「そのことばは、地の果てまで届いた(4)」とあり、人が聞こえる声や言葉を超越して、神のことばが働かれることがわかります。それは聞こえるものでなく「世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められる(ロマ1:20)」ものなのです。全宇宙とこの世界が神のことばによるものです(創1章)。ダビデは神の偉大さを宇宙規模で感じており、天地創造から今日に至るまで変わることのない神の御業は我々も見ることができます。そんな偉大な神が人に目を留め、関わりを持とうとしてくださいます。そこには神の正義があり、神の教えに従うならその関係は正しいものになります(7)。全てを知る神は、人の隠れている罪をもご存知です(12)。時として、人が悟っていないあやまちもあります(12)。ダビデはそのような罪でさえ赦しを乞うています。ダビデのこの態度こそ主に受け入れられる態度だと思います。