詩篇22篇 彼のお気に入りなのだから

詩22:8「主に身を任せよ。彼が助け出したらよい。彼に救い出させよ。彼のお気に入りなのだから」
旧約中、十字架の預言は13か所だと言われ、その内の8か所は詩篇に書かれているそうです。さらに8つの中の5つのことばは詩篇22篇にあるとされています。「わが神、わが神」を十字架上でイエス様が言われたことはマタイとマルコに書かれています(マタ27:46、マコ15:34)。イエス様が聖書に詳しく、暗記していたからこの22篇を十字架上で言われたのではなく、おそらく時制は逆転しますが、イエス様がオリジナルなのだと思います。ダビデ聖霊によって導かれ、十字架上にいるイエス様と同じ言葉を語ったと想像します。時間を超越した不思議ですが、イエス様が暗記していた詩篇をその場で 叫んだとはどうしても思えないのです。そして、十字架上でしか見えないはずの人々の様子をダビデが見(6-7)、聞くことのできないはずの観衆の声を耳にしています(8)。「彼(神)のお気に入り(マタ27:43)」は、マタイが伝えた祭司長たちの声です。時空を超えた奇跡がダビデの口を通して行われたのではないでしょうか。