申命記1章 まだ善悪のわきまえのない

申1:39「あなたがたが、略奪されるだろうと言ったあなたがたの幼子たち、今はまだ善悪のわきまえのないあなたがたの子どもたちが、そこに、入る。わたしは彼らにそこを与えよう。彼らはそれを所有するようになる」
主が約束の地に入れないと言ったのは、メリバの水の事件のときです(民20:12)。ここでは、入れない(37)だけでなく、具体的に誰が入れるかが書かれています。そして、ヌンの子ヨシュアが選ばれ、民数記では同行したカレブもまた約束の地に入れるとされました(民14:30)。この節によればヨシュアが最年長となり、残りはまだ善悪をわきまえることのない子どもたちとなるとあります。主が40年を待ったのは、出エジプトをした第1世代が侵した罪によって死ぬ時間を要したからです(34)。それはモーセにも言えることで、メリバの事件では水がないと不平を言った民と(民20:5)、岩を2度杖で打ったモーセの行為に(民20:11)主が怒りを燃やされ、聖書によれば「イスラエル人が主と争った(民20:13)」と書かれています。イスラエルの民は主の雲の柱を毎日見ていながら(出13:21)、また毎日降るマナを食べておきながら(出16:35)、主を疑ったのです。ちょっとでも自分の思い通りにならなければ疑う姿勢は、我々も気を付けなければなりません。