詩篇45篇 王座は世々限りなく

詩45:6「神よ。あなたの王座は世々限りなく、あなたの王国の杖は公正の杖」
「ゆりの花」という歌は非常に好まれていた歌らしく、ダビデも(60、69篇)、アサフも(80篇)この調べに乗せて歌っています。また、パウロがへブル人に御子について説明するとき、この詩篇45篇が使われています(ヘブ1:8)。ユダヤ人たちはこの詩を読んで「あなたは人の子らにまさって麗しい(1)」の「あなた」が誰かはわからなかったはずです。しかし、イエス様が地上に来られ、預言が成就した時に、この歌の意味が開かれ、パウロは誰のことについて書かれているかを理解しました。もちろん、コラの子たちもおそらく誰のことを歌っているのかは漠然としていたとおもいます。おそらく詩篇22篇のように、ダビデ が十字架上のイエス様の霊を感じたように、コラの子たちにも聖霊が来るべき御子の姿を教えたのだと思います。歌の後半ではソロモンへ嫁ぐ娘たちのことが書かれていますが(9-14)、取りようによっては花嫁なる教会を暗示しているようにも見えます。喜びと楽しみをもって王の宮殿に入る(15)花嫁は誰でしょう?