申命記8章 燃える蛇やさそりのいる

申8:15「燃える蛇やさそりのいるあの大きな恐ろしい荒野、水のない、かわききった地を通らせ、堅い岩から、あなたのために水を流れ出させ」
蛇は燃えませんが、ヘブル語「saraph(サラーフ)」自体が英語では「firely snake」と訳され、燃える蛇という意味を持っています。どの蛇だか特定はされていませんが、猛毒のゆえにイスラエル人はかかとをかまれて多く死んでいます(民21:6)。中東で見かける猛毒の蛇では、カーペットバイパーが有名ですが、噛まれると患部が腫れて、まさしく燃えるような痛みを感じるそうです。このような猛毒の蛇やサソリがいることも、また水が荒野にはないことも主はご存知でした。それでも、荒野で生活させたのは「あなたを苦しめ、あなたを試み、ついには、あなたをしあわせにするためであった(16)」と書かれています。子を甘やかすと増長するだけです。「主があなたを訓練されることを、知らなければならない(5)」とモーセは言い、訓練なくして成長はないことを伝えています。主はへりくだった人を好み、ともに住んでくださいます(イザ57:15)。すべてはキリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです(エペ4:13)。