申命記12章 血は絶対に食べてはならない

申12:23「ただ、血は絶対に食べてはならない。血はいのちだからである。肉とともにいのちを食べてはならない」
申命記の中にある律法の数は199で、613あると言われる律法の数のほぼ3分の1が申命記にあることになります。その中でも12章から26章までは「申命記法典」と呼ばれ、5章から始まった十戒を含む律法は11章で終わり、12章から細かな律法が書かれています。ここでは肉を食べることが許されています(15,21)。しかし、動物なら何でも食べられるわけではなく、聖い動物と汚れた動物に分けられている中で聖い動物を食べるように決まっていました(レビ11:1-12)。食べる段階で最も気をつけなければならないのは「血」です。モーセは3回血を食べてはならない、と重ねて命じています (23,24,25)。血は地に注がれなければなりません(24)。聖書に最初に出てくる血が注がれるのはアベルが殺されたときで、アベルの血は土地から叫んでいると書かれています(創4:10)。現代では病院に行くならまず血を検査します。血にはほとんどの情報があり、医師は血を調べるだけである程度のことがわかります。血が命の源であることは医学の世界では常識なのです。