申命記23章 エドム人を忌みきらってはならない

申23:7「エドム人を忌みきらってはならない。あなたの親類だからである。エジプト人を忌みきらってはならない。あなたはその国で、在留異国人であったからである」
親類だと言うならば、アモンもモアブも親戚筋に当たります(創19章)。しかし、主はアモン人とモアブ人を嫌い、集会に加えることを禁じています(3)。その理由として、イスラエルの民に自分の土地を通さなかったモアブ王バラクの言動を挙げています(民22:1-9)。さらにアモン人はミルコムとモアブ人はケモシュという神を信仰し、イスラエルに影響を与えています(2王11:33)。エドムは国境が隣接していたためによく争いを起こしていましたが、主はエドムを忌みきらってはならない…と言います。イエス様の時代ではヘロデ王エドムの子孫です。もう一人取税人ザアカイも(ルカ19:2)、イエス様が「この人もアブラハムの子なのですから(ルカ19:9)」とわざわざ言っているためエドム人ではないかと言われています。サマリヤの女にも救いが訪れたように(ヨハ4章)、エリコやツロ・シドン(マコ7:24)、ゲラサ地方(マコ5:1)にも行かれ、宣教されています。忌みきらわない命令のゆえに、エリコにいたザイカイも救われたのではないでしょうか?