詩篇48篇 聞いたとおりを、そのまま見た

詩48:8「私たちは、聞いたとおりを、そのまま見た。万軍の主の都、われらの神の都で。神は都を、とこしえに堅く建てられる。セラ」
「ご自身をやぐらとして示された(3)」とあるように、周りから主の存在が見えるようになっています。それを見た王たちは驚き逃げるのです(4-5)。さらに神は都をとこしえに堅く建てられるとあり、どうも再臨とか千年王国あたりの話をしているようです。タルシシュは地中海の出口にあたる場所で、このジブラルタル海峡を封鎖すれば、地中海から船は出れません。さらに、1869年に開通したスエズ運河のおかげでイギリスなどは地中海を通ってインド洋に抜ける必要がありました。スエズ運河ジブラルタル海峡は欧州からアフリカを回らないで抜けるための重要拠点です。ツロはタルシシュ、すなわちジブラルタル海峡をうまく使っていたようで、イザヤの預言にも出てきます(イザ23:1)。タルシシュが貿易拠点であることは間違いありません。コラの子たちが聖霊によって幻を見ているかのように、未来に起きることは預言者たちが語った通りだったと証言しています。