詩篇49篇 よみの手から買い戻される

詩49:15「しかし神は私のたましいをよみの手から買い戻される。神が私を受け入れてくださるからだ。セラ」
「人は、その栄華のうちにとどまれない(12)」とあります。さらに、「人は、死ぬとき、何一つ持って行くことができず(17)」とも書かれ、地上の栄華はその場しのぎで永遠に続くものではないことがわかります。この箇所を読むときイエス様のたとえ話を思い出します。ある男が蓄えた財産を置くため、大きな倉を作りますが、神がその蔵のできた日に命を取られ、その財産は誰のものになるか…と問うのです(ルカ12:16-20)。ソロモンは「所有者に守られている富が、その人に害を加えることだ(伝5:13)」と言い、これは痛ましいことだと述べています。富に頼った者の結末は滅びです。しかし、コラの子たちはやがてキリストが現れ、よみから人を買い戻されることを預言しています。イエス様こそが、私たちの罪のために死なれ、よみから買い戻されたキリストです(1コリ15:3)。