詩篇51篇 あなたは正しく、さばかれるとき

詩51:4「私はあなたに、ただあなたに、罪を犯し、あなたの御目に悪であることを行ないました。それゆえ、あなたが宣告されるとき、あなたは正しく、さばかれるとき、あなたはきよくあられます」
ダビデは主のさばきが正しいことをしっていました。自分が何をしたかを知り、「私をあなたの御前から、投げ捨てず、あなたの聖霊を、私から取り去らないでください(11)」と必死の願いをしています。しかし、実際にはナタンはダビデの家の中でわざわいが起き、白昼堂々と自分の妻は寝取られる…と預言しています(2サム12:11)。そして、ダビデの息子アムノンが異母兄弟のタマルを愛することから始まり(2サム13:4)、タマルの実兄アブシャロムがアムノンを殺害することになります(2サム13:32) 。そして、アブシャロムは王位を狙う存在となり、恐れたダビデは逃げ出します(2サム15:14)。その後でアブシャロムはダビデのそばめの所に入ります(2サム16:22)。ナタンが預言した通りです。それでもこの詩にあるように、主の御霊がダビデから全く離れたわけではありません。ダビデは賛美をやめず、主も賛美を喜ばれました(2サム22章)。失敗しても神とダビデの関係は堅固なもので、それゆえダビデの子孫にイエス様はお生まれになるのです。