詩篇65篇 地の下ごしらえをし

詩65:9「あなたは、地を訪れ、水を注ぎ、これを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちています。あなたは、こうして地の下ごしらえをし、彼らの穀物を作ってくださいます」
情報が氾濫すると、本来あるべき姿に目を向けなくなってしまいます。テレビもインターネットもない時代に、自然が情報源だとしてもおかしくありません。ダビデは雨を降らし、川を満たし地を潤す当たり前のことでさえ、主に感謝しています。現代は便利になりすぎて、誰も空の星を見上げようとしません。雨は降っても当たり前だと考えています。ダビデは羊飼いだったゆえに「荒野の牧場はしたたり(12)」という感覚が理解できたのだと思います。「牧草地は羊の群れを着、もろもろの谷は穀物をおおいとしています(13)」と自然の恵みがほどこされることが、主のわざであり、天地が主を喜んでいるようだとダビデは感じています。神の力は「被造物によって知られ(ロマ1:20)」とパウロが語っているように、ダビデも同じ信仰を持っていたのです。地球がただ回っているだけの球体ではないのです。、