ヨシュア1章 強くあれ。雄々しくあれ

ヨシュ1:6「強くあれ。雄々しくあれ。わたしが彼らに与えるとその先祖たちに誓った地を、あなたは、この民に継がせなければならないからだ」
モーセヨシュア励ますときに「強くあれ。雄々しくあれ(申31:23)」と言い、主がヨシュアに語りかけたときにも同じことばが与えられています。「強く」のヘブル語は「chazaq(ハザーク)」で、「雄々しく」は「amats(アメーツ)」で、「恐れてはならない、おののいてはならない(申1:21)」の対義語です。とにかく若いヨシュアに、恐れて主の命令から離れることがないように、この言葉が繰り返されています(6,9,18)。モーセが死んだ以上(2)、もう待ったなしの状況です。あと3日の間にヨルダン川を渡るのです(11)。家畜の多いルベン、ガド、マナセの 半部族はすでにヨルダン川手前に割り当てをもらっています(民32:4-5)。しかし、ヨシュアは彼らに先発隊を命じ、先に川を渡って警護するように告げています(14)。これから約束の地に入ろうとするときに、12部族の結束がバラバラにならないように配慮しているのです。すでに、知恵ある判断をし始めたヨシュアに全イスラエルは望みを託すのです。