ヨシュア7章 アコルの谷と呼ばれた

ヨシュ7:26「こうして彼らは、アカンの上に、大きな、石くれの山を積み上げた。今日もそのままである。そこで、主は燃える怒りをやめられた。そういうわけで、その所の名は、アコルの谷と呼ばれた。今日もそうである」
エリコまでは順調に進み、勝利し、主に従ってきました。最初につまづきとなったのは、「盗み」でした。そのため次の町アイを攻めたとき敗北してしまうのです(5)。ヨシュアは落胆し「ヨルダン川の向こう側に居残ればよかったのです(7)」と嘆きます。しかし、すぐにアカンの罪が示されます(21)。アカンは打ち殺され(25)、石が積まれその場を「アコルの谷」と名づけられました。ヘブル語「akowr(アカー)」は「災い」という意味があります。ホセアはこの谷を「望みの門」にすると預言しています(ホセ2:15)。罪を侵したアカンを逃さず、滅ぼして上には石を積み上げることは、惨く見えますが罪を消すという意味では大切なことなのです。罪を埋めて上に石を積んだ「アコルの谷」は、今日も残っているとあります(26)。約束の地に入ってすぐに起きたこの事件は、イスラエルにとって大きな教訓となったはずです。