ヨシュア23章 主を愛しなさい

ヨシュ23:11「あなたがたは、十分に気をつけて、あなたがたの神、主を愛しなさい」
単に「愛しなさい」ではなく、「十分に気を付けて」とあります。「気を付ける」のヘブル語は「shemer(シャメール)」で「見張る」とか「保持する」などの意味があります。心をいつも見張り、右にも左にもそれないようにしなければなりません(6)。これはモーセからの継承で、イエス様も引用された「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい(申6:5)」が土台となっているものです。また、モーセは「あなたの神、主は、あなたを愛しておられるからである(申23:5)」と言い、主を愛することが一方的ではないことを教えています。律法は365の「してはならない」 という文と248の「しなさい」という文の合計613から成っています。600もの中でイエス様が選んだのは主を愛することと(申6:5)、隣人を愛すること(レビ19:18)の2つです。多くのページを使い、律法を表している本質が「愛」なのです。イエス様のひな形とも言われるヨシュアが神を愛することをイスラエルの民に勧めるのは興味深いことです。