ヨシュア21章 のがれの町ヘブロン

ヨシュ21:13「祭司アロンの子孫には、殺人者ののがれの町ヘブロンとその放牧地、それにリブナとその放牧地」
主はもともとのがれの町をヨルダン川の西側と東側にそれぞれ3つずつ、合計6つだと決めておられました(民35:14)。ヨシュア21章にはヘブロン(13)、シェケム(21)、ゴラン(27)、ケデシュ(32)、ラモテ(38)の5つの名前が登場しますが、残り1つはのがれの町だと明記されていません。しかし、20章にルベン族のベツェルがそれに充てられることが書かれています(20:8)。地図にそれらの町を見るならば、ヨルダン川の東側を含めてほぼ全域に渡ってのがれの町が配置されていることがわかります。また各部族が放牧地を提供していることから(2)、レビ族がいけにえに捧げる牛や羊などを自分たちの飼っている家畜の中から最上のものを選んでいたことがわかります。割り当ても終わり、生活が始まるなら、間違って人が死ぬこともあり、日々律法を守れずに罪を犯す人々が現れることを主はご存知でした。安住の土地ではありますが、人の集まるところに問題がなくなったわけではありません。そのための律法であり、そのためののがれの町なのです。