イザヤ6章 あなたの罪も贖われた

イザ6:7「彼は、私の口に触れて言った。「見よ。これがあなたのくちびるに触れたので、あなたの不義は取り去られ、あなたの罪も贖われた」」
「燃えさかる炭(6)」によって、不義が取り去られ、罪を贖われています。詩篇には「いと高き方は御声を発せられた。雹、そして、火の炭(詩18:13)」という1節があり、主が声を発する時に雹と炭が現れることが書かれています。「雹」は出エジプトの際の災いの一つで(出9:23)、さばきを表します。また、炭は清めを表します。イザヤがこの幻を見たのはウジヤ王が死んだときだとあります(1)。ウジヤ(アザルヤ)は後継人の祭司ゼカリヤの存命中は、神を求めました(2歴26:5)。また、神もウジヤが主を求める間は、彼を栄えさせました(2歴26 :5)。しかし、ウジヤはレビ人でもないのに主に香を焚く失敗をしています(2歴26:18)。結果、ウジヤは主によりツァラアトに冒され死にます(2歴26:21)。その後イザヤが天に引き上げられ「誰を遣わそう(8)」と問われるのです。イザヤが遣わされた目的は「聞き続けよ。だが悟るな。見続けよ。だが知るな(9)」というメッセージを伝えるためです。自分の力で悟って、救いを得ないように主の大切なことばをイザヤは預かったのです。