イザヤ9章 ガリラヤは光栄を受けた

イザ9:1「しかし、苦しみのあった所に、やみがなくなる。先にはゼブルンの地とナフタリの地は、はずかしめを受けたが、後には海沿いの道、ヨルダン川のかなた、異邦人のガリラヤは光栄を受けた」
エス様が宣教する直前にバプテスマのヨハネが逮捕されます(マタ4:12)。この出来事をきっかけにイエス様はガリラヤ湖畔のカペナウムに宣教の拠点を移しました(マタ4:13)。その場所はまさしくイザヤが預言したゼブルンとナフタリの地、ガリラヤでした。マタイによれば、ガリラヤでペテロとアンデレ、ヤコブヨハネの2組の兄弟と出会い、召命なさっています(マタ4:18-21)。ガリラヤ人は見た目や言葉のなまりが、エルサレムユダヤ人とは違っていたようで(マタ26:73)、 田舎町になります。そんな田舎から福音は伝わり、やがて全世界に広がっていくのです。当時はまだイエス様を「偉大な光(マタ4:16)」とは認識されませんでしたが、十字架に架かり甦られたイエス様は栄光に輝かれました。ひとりのみどりごが生まれるのも(6)、ダビデの王座に着くのも(7)、イザヤの預言から700年後のことです。