イザヤ11章 主はエジプトの海の入江を干上がらせ

イザ11:15「主はエジプトの海の入江を干上がらせ、また、その焼けつく風の中に御手を川に向かって振り動かし、それを打って、七つの水無し川とし、くつばきのままで歩けるようにする」
「狼は子羊とともに宿り、ひょうは子やぎとともに伏し(6)」や「雌牛と熊とは共に草をはみ…獅子も牛のようにわらを食う(7)」とは不可解な記述です。「エッサイの根(10)」すなわちイエス様の時代には、肉食動物はもう肉を捕食する必要はなくなると解釈できます。さらに読むと、エジプトの入り江を「焼けつく風」を起こして干上がらせると書かれています(15)。これはあの出エジプトでの葦の海の奇跡(出14:21)の再来だとイザヤは預言しています(16)。しかも、その干上がった道は残されたユダヤ人たちがイエス様の国に来るためのものです(16)。ひょっとしたら、ユダヤ人たちはこの日までまだイエス様をメシアだと認めていないかも知れません。しかし、主は残されたご自分の民を「買い取られる(11)」のだと書かれています。それはユダヤ人がずっと、十字架のことでつまづいていたことを(1コリ1:23)、清算する意味だと思います。イエス様が再臨されたなら、すべてのことは明らかになります。ユダヤ人は目の前のメシアに礼拝を捧げるようになると信じます。