イザヤ14章 横暴はどのようにして終わったのか

イザ14:4「あなたは、バビロンの王について、このようなあざけりの歌を歌って言う。「しいたげる者はどのようにして果てたのか。横暴はどのようにして終わったのか」」
バビロンがまだアッシリアの属国だったころ、ヒゼキヤとバビロン王メロダク・バルアダンは面会しています(2王20:12)。このときにヒゼキヤはバビロン王に宝物を全部見せました(2王20:13)。このときからバビロンがユダ国に興味を抱いていたと思われます。しかも、イザヤはバビロンからの一行を目撃しています(2王20:14)。この後バビロン捕囚まで約120年余り、バビロンはユダを狙っていたのです。ネブカデネザルは財宝をことごとく運び去ったと書かれています(2王24:13)。バビロンの統治は横暴だったらしく、主はその高慢さを嫌い「杖」と「笏」を折られたとあります(5)。バビロンの滅亡は凄まじく、その様子はイザヤも預言しており(13:11-19)、バビロンが滅びるときにはもみの木も、レバノン杉も喜んだとあります(8)。バビロン王ベルシャツァルは滅亡の最後の日まで宴会を楽しんでおり(ダニ5:1)、贅を尽くして酒を飲んでいました。しかし、神の指が壁に現れたその夜カルデヤによって滅ぼされます(ダニ5:30)。まさしく「主の日」は盗人のようにやってきたのです(1テサ5:2)。