イザヤ28章 私たちは死と契約を結び

イザ28:15「あなたがたは、こう言ったからだ。「私たちは死と契約を結び、よみと同盟を結んでいる。たとい、にわか水があふれ、越えて来ても、それは私たちには届かない。私たちは、まやかしを避け所とし、偽りに身を隠してきたのだから」」
エフライムすなわちイスラエルは、ぶどう酒と強い酒のためにふらついた、とあります(7)。吐くほど酒を飲んで(8)、神の働きに着くことはそもそも禁じられています(レビ10:9)。そのような状況に陥ったのは「死と契約を結び、よみと同盟を結んでいる(15)」からだとあります。神の天幕の中で、外見は神に仕えているように見えても、心の中では「死」と契約を結んでいるのです。「戒めに戒め(13)」はもっと注意深く戒めに目を留 めるように促している様子だと思います。しかし、パウロは律法は単に罪の意識を示すものに過ぎないと言っています(ロマ3:20)。そこで神は「シオンに一つの石を礎として据える(16)」と言われています。もちろんこれは、メシヤ預言でありイエス様のことを指しています。メシヤ預言はイザヤから700年もあとのことです。さらに「その日」とある終わりの預言は2700年も先のことです。そのとき「死」はもはや人を支配することなく(1コリ15:55)、キリストを信じる者が勝利するのです(1コリ15:57)。