イザヤ65章 百歳で死ぬ者

イザ65:20「そこにはもう、数日しか生きない乳飲み子も、寿命の満ちない老人もない。百歳で死ぬ者は若かったとされ、百歳にならないで死ぬ者は、のろわれた者とされる」
これは新天地が創造された後のことです(17)。黙示録では新天地ではいのちの木の実を食べられ(黙22:14)、パウロはクリスチャンは「朽ちない」ものによみがえらされる(1コリ15:42)と言っています。いのちの木の実は、それを食べると永遠に生きることが創世記に書かれています(創3:22)。また、黙示録の新天地創造のあとは、永遠に主を賛美し、夜もなくなるとあります(黙22:5)。この箇所の死ぬことは千年王国のことだとも考えられますが、「いついつまでも(18)」のヘブル語「'ad(アド)」は文字通り「永遠」の 意味があり、千年という限りのある時間ではないように思えます。さらにイザヤは人の寿命は木の寿命と等しいと書いています(22)。また狼と羊が共存し、ライオンも草を食べるようになる…とあります(24)。これは黙示録に出てこない記述で、これまでに主が創造された他の被造物、すなわち動物や虫たちはいったいどうなるかは書かれていません。イザヤの預言は千年王国の時代と新天地の時代を交互に幻として見せられている可能性があります。