イザヤ66章 ところがシオンは

イザ66:8「だれが、このような事を聞き、だれが、これらの事を見たか。地は一日の陣痛で産み出されようか。国は一瞬にして生まれようか。ところがシオンは、陣痛を起こすと同時に子らを産んだのだ」
黙示録にも女が子を産もうとしている記述があります(黙12:4)。黙示録では女の名前は明らかにされていませんが、イザヤでは「シオン」が陣痛を起こすと預言しています。この子はサタンにとっては非常に都合が悪いらしく、黙示録では産もうとしている子を待ち構えて、食い尽くそうとする様子が書かれています(黙12:4)。イザヤが見た最後の幻は、主のための家がないことを神が叱責することから始まっています(1)。主の家とは、今はありませんがエゼキエルにははっきり とソロモン神殿より一回り大きい神殿が建てられることが預言されています(エゼ40:5)。イエス様の預言によるとこの神殿の聖所に「荒らす憎むべき者」が立つようになります(マタ24:15)。これら一連の出来事が新約では各書簡に書かれ、イザヤはそれを一つの幻として書簡の終わりに記しました。神殿では聖なるところを荒らすものが現われ、教会(シオン)では、新しく生まれようとする子を襲おうとするサタンの攻撃があるのです。ユダヤ人たちもクリスチャンも終わりの時代に大切な役割があることがわかります。