ヨエル3章 エルサレムは聖地となり

ヨエ3:17「あなたがたは、わたしがあなたがたの神、主であり、わたしの聖なる山、シオンに住むことを知ろう。エルサレムは聖地となり、他国人はもう、そこを通らない」
やはり最後はエルサレムが神が望む場所なのでしょう。イスラエルを建国してもエルサレムがなければ意味をなさないのです。そういう意味では、第3次中東戦争イスラエルエルサレムを実効支配したことは大金星だと言えます。もっとも、エルサレムを首都だと主張しているのはイスラエルだけで、国連はそれを認めず、エルサレムは共同管理の状態にあります。しかし、2018年にアメリカのトランプ大統領エルサレムに大使館を移すことを決定し、事実上アメリカがイスラエルの主張を認めたことになりました。 もともと、シオニズム運動が盛んになり始めたときも、エルサレム移住が困難なために、当時財政が困窮していたアルゼンチンの土地100万平方メートルをユダヤ人が買ったことで、アルゼンチンがイスラエル建国地の候補だと噂されました。この頃にウガンダも候補に挙げられていましが、やはり最後は「エルサレム」がポイントになったようです。シオニズムに参加したユダヤ人たちは聖書をよく読んでおり、ヨエルの「エルサレムの繁栄を元どおりにする(1)」も彼らの心から離れることはありませんでした。最後は聖書のことばがユダヤ人を動かしたのは間違いありません。