詩篇89篇 王座を代々限りなく建てる

詩89:4「「わたしは、おまえのすえを、とこしえに堅く立て、おまえの王座を代々限りなく建てる。」セラ」
89篇のエズラフ人エタンは、ソロモンの知恵がいかに優れていたかを示す箇所で登場します(1王4:31)。もちろんダビデは死に、彼自身が永遠に王座に着くことはありませんでしたが、聖書の中には「ダビデの根(黙5:5)」というような表現で、ダビデの子孫がダビデの王座に着くことが書かれています(2サム7:14)。また、それがイエス様であることも聖書には書かれており、受胎したマリヤにガブリエルが語ったことばの中に「神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります(ルカ1:32)」というものがあり、生まれる前からダビデの王座を継ぐことが決まっていました。この詩は「ダビデ契約」とも言われ、神がエタンに示された啓示の中にダビデに関する預言が語られています。神が語られるダビデは「彼の子孫」「彼の王座」(36)など、多くの具体的なことが示され、「わたしは決してダビデに偽りを言わない(35)」と自らのことばに誓われています。神ご自身がダビデは堅く立てられ(37)、「彼の王座は、太陽のようにわたしの前にあろう(36)」と約束されたのなら、それは真実で必ずそうなります。