黙示録1章 七つの御霊

黙1:4「ヨハネから、アジヤにある七つの教会へ。今いまし、昔いまし、後に来られる方から、また、その御座の前におられる七つの御霊から」
黙示録1章だけで「七」という数字は11回出てきます。重複した言葉を省くと、「七つの教会(4)」「七つの御霊(4)」「七つの金の燭台(12)」「七つの星(16)」の4つに分けられます。「七つの教会」は11節に、「七つの燭台」と「七つの星」は20節に解き明かされています。残りの「七つの御霊」は説明されていませんが、神の前でともしびとして燃え(4:5)、ほふられた子羊の7つの目がこの「7つの御霊」であり、世界中に遣わされていると書かれています(5:6)。イザヤ書には、エッサイの根株から若枝が出て実を結ぶことが書かれており(イザ 11:1)、その若枝には「主の霊、知恵の霊、悟りの霊、はかりごとの霊、能力の霊、主を知る知識の霊、主を恐れる霊(イザ11:2)」がとどまるとあり、この数がちょうど7つになります。エッサイから出た若枝(イザ11:1)とほふられたと見える子羊(5:6)は同じ人物、すなわちイエス・キリストを指しているのでおそらく7つの御霊はこのことだろうと思います。イエス様の言われた「助け主」は、わたしたちにこの霊を使ってすべてのことを教えてくださいます(ヨハ14:26)。