黙示録6章 数が満ちるまで

黙6:11「すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい」と言い渡された」
5番目の封印が解かれたときはは4つの生き物から「来なさい」とは言われていません(1,3,5,7)。そのかわりヨハネは祭壇の下に殉教者のたましいを見つけます(9)。殉教者たちは「血の復讐(10)」を神に願いますが、しばらく待つように言われます。読みようによっては、殉教者の数が神の予定した数になるまで、さばきは行われないようにも見えます。それが一体どのぐらいの数なのかはわかりませんが、神のために命を捧げる殉教者が終わりの時代に増えるのは間違いなさそうです。終わりの日についてイエス様が言われた「その日」はノアの日のようだとあります(マタ24:37)。ノアの時代は堕落しており、「すべての肉なるものが、地上でその道を乱していた(創6:12)」と書かれています。そのかたわらでは飲んだり、食べたり、めとったり、とついだりしていたのです(マタ24:38)。地上で天変地異や非人道的な社会、貧富の差があったとしても、終わりが近づいていると気づく人もいれば、そうでない人もいることでしょう。その中で殉教者たちの「いつですか」という声が聞こえる世界にならないと、第5の封印が解かれたことにならないのだと思います。