黙示録7章 人間を殺すことは許されず

黙9:5「しかし、人間を殺すことは許されず、ただ五か月の間苦しめることだけが許された。その与えた苦痛は、さそりが人を刺したときのような苦痛であった」
このアバドン(11)を首領とするいなごの集団と、第6のラッパを吹く御使いが解き放った4人の御使い(14)とは役割が違っているようです。人のいのちに触れることが許されないのは、ヨブ記の中の神とサタンとの会話にも見られます。神はサタンに「彼をおまえの手に任せる。ただ彼のいのちには触れるな(ヨブ2:6)」と言われました。しかし、ラッパの後に出てくる4人の御使いは人類の3分の1を殺すことが許されています(15)。また、いなごが触れることができるのは、額に神の印を押されていない者たちです(4)。パウロは クリスチャンは信じたことの証しとして、聖霊によって証印を押されている、と言っています(エペ1:13)。これがおそらく神の印なのではないでしょうか?とにかく、底知れぬ所の王(11)は、人のいのちに関して何の権限もなく、ただ害を与えることしか許されていないことがわかります。人をさばき、いのちに触れることができるのは創造主だけです。その創造主が最後のときには何のためらいもなく、怒りをぶちまけるのは読んでいても震えてしまいます。