黙示録10章 開かれた小さな巻き物

黙10:2「その手には開かれた小さな巻き物を持ち、右足は海の上に、左足は地の上に置き」
「巻き物」には7つの封印がしてあり(5:1)、その7つ目の封印が解かれたとき、ラッパが吹かれるようになりました(8:2)。10章は7つ目のラッパが吹かれようとして神の奥義が成就すると書かれています(7)。つまり封印は全部解かれ、開いた状態にあり、あたかもイエス様のような「御使い」がこの巻き物を持っています(1)。ヨハネはこの巻き物を受け取り、食べるように言われます(9)。そして、新たな命令を受けるのです。それは「もう一度、もろもろの民族、国民、国語、王たちについて預言しなければならない(11)」というものでした。宣教の時は終わりさばきの時が始まっています。これからヨハネが預言しなければならないことは、世界の終わりはどうなるかということを詳しく説明した内容です(11-12章)。その内容は封印が解かれ、ヨハネが食べたからこそ、述べることができるようになったものです。逆に言うなら巻き物(聖書)があっても、封印が解かれなければ知らされないことが書かれているということです。しかし、封印が解かれただけでなく、7つのラッパが吹かれと7つの鉢が蒔かれなければ次のステップには移れないのです。