黙示録11章 この人たちは

黙11:6「この人たちは、預言をしている期間は雨が降らないように天を閉じる力を持っており、また、水を血に変え、そのうえ、思うままに、何度でも、あらゆる災害をもって地を打つ力を持っている」
エリヤは祈りによって、3年半雨を降らせないことができました(ヤコ5:17)。また、モーセは杖でナイルの水を打つと、ナイルの水は血に変わりました(出7:20)。この二人に共通していることは、その死が他の人とは違っていることです。エリヤはその死を迎えず、一台の火の戦車と火の馬とが突然現われ、たつまきに乗って天に昇っていきました(2王2:11)。一方、モーセは死んだと記されていますが、主ご自身がモーセを葬り、その墓は今日に至るまで誰も知りません(申34:6)。また、ユダの手紙にあるミカエルと悪魔の言い争った記述は、モーセの死体を天に運ぼうとするときのものです(ユダ9)。さらに、イエス様が山頂で御姿に変わられたとき一緒にいたのもモーセとエリヤでした(マコ9:4)。これらの聖書の引用から「ふたりの証人(3)」をエリヤとモーセだとする説が有力です。バプテスマのヨハネのように「あなたがたが進んで受け入れるなら(マタ11:14)」ヨハネがエリヤだとするイエス様のことばから、だれか他の有力な現代のエリヤ、モーセに匹敵する預言者が現れるのかも知れません。この二人は1260日預言し(3)、死後3日半で生き返るのです(11)。