黙示録12章 自分の時の短いことを知り

黙12:12「それゆえ、天とその中に住む者たち。喜びなさい。しかし、地と海とには、わざわいが来る。悪魔が自分の時の短いことを知り、激しく怒って、そこに下ったからである」
聖書のいろいろなところに1260日(6)とか、ひと時とふた時と半時(ダニ7:26)、あるいは42か月(11:2)という表現が出てきます。耐えるに必要な時間だと解釈できるし、逆に考えるなら人が耐えうる限界の時間だとも言えます。これを超えてはサタンは攻撃してきません。それは、サタン自身が自分がいつどのような結末になるかを知っているからです。最初から負け戦はわかっていても、自分が活動できる期限内でどれだけ人を神から引き離せるかがサタンの最大の関心事です。そして、ある時点を超えるなら「自分の時の短いことを知り」怒り狂うのです。なぜ怒るのか…それは自分たちの時間の最後を知っていることの証明になります。ひょっとしたらこの1260日の間にもっと人を堕落させ、神から引き離せるかも知れません。しかし、「彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった(11)」とあるように、信仰ある人の心を打ち砕くことはできないようです。死ぬことは怖いですが、みことばのゆえにサタンに魂を売らない人々は終わりの時代にいて、勝利するのです。サタンの怒りはこれからが本番です。いよいよ最後の戦いが訪れます(13章)。