黙示録19章 神のさばきは真実

黙19:2「神のさばきは真実で、正しいからである。神は不品行によって地を汚した大淫婦をさばき、ご自分のしもべたちの血の報復を彼女にされたからである」
さばきが行なわれると長老たちは「アーメン、ハレルヤ(4)」と言い、御座からは神を賛美せよと声がします(5)。さばきは非情で容赦のないものです。一見、むごく恐ろしいようにも思えますが、それは神ご自身が忍耐されたのと(ロマ3:25)、神を信じる者たちが愛を示し、燃える炭火を不当な扱いをした者に積み上げた結果です(ロマ12:20)。すべては聖書が教える通りに人が人の罪を裁かず、神に復讐と報いをゆだねたからです(申32:35)。そこには神のことばを守った信仰があり、そのために忍耐の限りを尽くした信じる者の努力があります。逆に言うなら、燃える炭火が頂点に達するまで神が待っておられることになります。獣の刻印を押させ、獣の像を拝むように惑わした獣を見て、クリスチャンがどれだけ歯ぎしりし我慢したかが想像できます。それでも武器を持って立ち上がらず、聖書に書かれている通りに神にさばきをゆだねた者たちに主の栄光が帰するのだと思います。一方、神の前でやりたい放題だった獣とそれに従った者たちは、鳥にその肉を食われ(18)、獣と預言者は生きたまま硫黄の火の池に投げ込まれます(20)。