黙示録22章 わたし、イエスは

黙22:16「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である」
エス様がご自身の正体を明かされたのは、ペテロの「あなたは、生ける神の御子キリストです(マタ16:16)」と告白されたときと、大祭司に「あなたは神の子か(ルカ22:70)」という質問に「わたしはそれです」と言われたときです。「わたしはそれです」は「ego eimi(エゴ エイミ)」で、「I am that I am」に相当します。しかし、ここでは「ego Iesous(エゴ イエスース)」とはっきりと自分はイエスだと名乗っています。そして、そのイエスは「ダビデの根」であり「ダビデの末裔」で、さらに「輝く明けの明星」だとご自分の属性と本来の神性を明らかにされています。同時に聖書の最後の最後に最も重要なイエス様と教会との関係が書かれています。それはもっとも大切にする「ekklesia(エクレシア)」つまり教会に伝えなければならない大切な内容をヨハネの目を通して語らせたことを示しています。黙示録の最後、すなわち聖書の最後は「しかり、わたしはすぐ来る(20)」で締めくくられています。「わたし、イエスは」という書き出しにどれほど安心と希望を与えられることでしょう。いままでもやもやとしていた、ヨハネの表現もこの言葉ではっきりと 確信を持てます。