1サムエル記9章 きょう、あなたがたは私といっしょに

1サム9:19「サムエルはサウルに答えて言った。「私がその予見者です。この先のあの高き所に上りなさい。きょう、あなたがたは私といっしょに食事をすることになっています。あしたの朝、私があなたをお送りしましょう。あなたの心にあることを全部、明かしましょう」」
よく似た話がイエス様の時代にもありました。イエス様はザアカイに向かって「きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから(ルカ19:5)」と言い、ザアカイの家で過ごしました。その夜ザアカイはイエス様を受け入れ、悔い改めたのです(ルカ19:8)。サムエルも「きょう、あなたがたは私といっしょに食事をすることになっています」と言いました。最初サウルは面食らっていましたが、翌朝にはサムエルから油注ぎ を受けています(10:1)。いずれも神の定めた時間を告げられ、予期せぬ事態だったかも知れません。神や預言者が自分の都合に関係なく、「きょう」と言われたときにすぐに「はい」と応じることができるでしょうか?神の都合は人の不都合である場合が多いのです。ほとんどの人は「なぜこのタイミングで…」という経験をしたことがあると思います。神は何を考えておられるのか…とつぶやく人は自分の都合を優先させているからです。サムエルが幼少の時に経験した「サムエル、サムエル」という問いかけに「お話しください。しもべは聞いております(3:10)」と言える人は幸いだと思います。神から呼ばれたら、網を捨ててでも従う準備が必要です(マタ4:20)。