エレミヤ9章 彼らを罰しないだろうか

エレ9:9「これらのために、わたしは彼らを罰しないだろうか。―主の御告げ―このような国に対して、わたしが復讐しないだろうか」
エレミヤはすでにイスラエルの民に北からわざわいが襲ってくることを何度も警告しています(1:14,4:6など)。ここでは彼らがなぜ滅びるのかが書かれています。互いにだまし合ったり、嘘を言い、悪事を働くなど(5)、神を信じる者でなくても、人として最低のことをしています。何よりも滅ぶ原因となったのは「悔い改めない(5)」ことと「主を知ろうとしなかった(6)」ことが挙げられます。自動車の運転免許を取るには、最初に交通ルールを学びます。守るべき指針がなければ、何に違反したかもわかりません。「律法」は神から与えられたルールです。特に十戒は人として守るべき大切な戒めです。彼らには神を愛することも人を愛することもわからず、律法をうとんじていたのです。たしかに613あると言われる律法は複雑で、守るには根気のいることかも知れません。それよりも、いけにえを捧げるだけのバアルのほうが簡単で、偶像がある分拝みやすいと思います。主を愛する(申6:5)ことと人を愛する(レビ19:18)ことがイエス様によって言われる日まで、彼らは400年以上待たなければならないのです。